執着とは、何でしょうか?
「こだわり」が一番ピンと来るかも知れません。
「未練」「後悔」「しがみつき」「ガンコさ」・・・。
いずれにせよ、何かにしがみついている状態ですね。
・・・でも実は、こうやって我々が自分で自覚できる執着はそう大した問題ではないのです。
問題なのは、『自分でも気付いていない執着心』です。
これはやっかいです。
なぜならこの執着心があるせいで、人生が余計に苦しくなるからです。
我々が『自分でも気付かない執着心』を感じた時には、必ず不快になります。
つまり逆を言えば、不快感を感じているならば、その時必ず我々は何かに執着している、という事です。
過去に遭った出来事を思い出し、怒りが蘇っていたりとか。
誰かに傷つけられたとか。
負けて悔しい、あるいは誰かに迷惑を掛けてしまった後ろめたさ・・・。
それら全ての不快感は、あなたが幸せや自己実現に向かおうとする時に、あなたの足を引っ張ります。
願望達成のチャンスが訪れた時にも、これがブロックになります。
「こんな自分なんかが・・・」
「こんな幸運、自分にふさわしくない」
などの考え、怖気づいたり引っ込み思案になってしまう時には、我々は必ず何らかの、自分についてのネガティブなイメージであるとか、過去の出来事に足をひっぱられているのです。
(生まれながらにして、「こんな自分なんて・・・」と思う赤ちゃんはいませんものね。
ある時、どこかの地点で何かがなければ、こんな風に思うようにはならなかったはずなのです。)
臼井氏は、レイキの実践や自己鍛錬を積むことにより、レイキエネルギーが体内を浄化してくれ、やがて内面がどんどんクリアになっていくと考えました。
まるで、血管の内側にこびりついたコレステロールが、そげおちていくように・・・
「悔しさ」「過去の傷「つらかった事」「失敗感」「無力感」「やりきれなさ」「我慢」「怒り」「不安」・・・
これら全ての不快感(つまり執着心からくる気持ち)が、少しずつ少しずつ洗い流されていきます。
最初の兆候は、「くよくよする回数や時間が減ってくる」という事です。
イライラする時間も短くなってきます。
迷いに費やす時間も減ります。
次に、シンクロニシティ(共時性)が増え始めます。
出会う人のタイプが変わり出します。
あなたの心の執着心が洗い流されるごとに、内面から輝きが増してきます。そうすると、周囲の人からすれば、あなたはさらに魅力的にイキイキとして映り始めるのです。
(これが、クリアになる、という意味です。)
このような変化を経て、人生が変化し始めます。
もしもご自身が「自分はどうなりたいか?」という方向をハッキリと定めていれば、その変化はさらに加速します。
執着を手放す、というのは、「諦める」というのとは全く違います。
ここの部分の真の理解と、自己成長へのステップが、自己実現に繋がる非常に大きなカギです!
そして同時に、非常に理解が難しいポイントでもあります。
また、頭で『知っている』のと、『実際にやれる』『実際に執着を手放せる』のとは全く別物だという事です。
ここの理解と学び、そして何より『言行一致』・・・、つまり日々の日常レベルでの根本改革メソッドである事こそが、日本伝統式・臼井式レイキ法の真髄と言えるのです。
(※だからこそ、レイキの実践や自己鍛錬を積む事が非常に重要なのです。)
『知っている』と『やれる』のちがいについて。
例えるならダイエット法を知っているけれども実行していない人と、実際にダイエット法を行なっている人
との差です。
半年後、明らかに結果が変わっている事が、あなたにも容易に想像できるでしょう。
『手放す』と『諦める』の違いについて。
ダイエットする事そのものを手放すことにより、(つまりダイエットを諦める事により)欲しかった結果が手に入るのか?そんなはずはありませんよね。
けれどももしもダイエット(痩身)に固執するあまり(執着心です)毎日ふさぎこんだり、結果が出ない事にイライラしたり、そのせいで人生を謳歌できないのであれば、本末転倒です。
快適に、諦める事なく、淡々とやるべき事をやれば、結果はあたり前のごとく手に入るものなのです。
けれども頭で知っていても(分かったつもりになっていても)なかなか理解と実践が難しい・・・。
そのためのメソッドが『臼井式レイキ法』(療法ではない、自己実現のための『方法論』)なのです。